祈りにかえて

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『ウルナ』トークイベント・超~大雑把な超~大筋まとめ

 『銃座のウルナ』がメディア芸術祭で優秀賞を取ったらしいです。6月17日に新国立美術館にてそれを記念してトークイベントが行われました。

 

↑『銃座のウルナ』紹介ページ

 

 

 モデレーターは松田洋子氏と白井弓子氏です。漫画家さん。分かるところは名前を記入しましたが、双方女性だったのでメモをしてたらどっちが発言してるか分からなくなった部分もあります(=Qの部分)

 

 周りに読んでる方がそんなにいない以上書いても仕方ない感じもする。

 所感としては同世代がいない。女性もあまりいない。おじさま(とおばさま)ばかりでした。

 

 

 ※お断りしておきますが頭がポンコツなのでこういう書き出しになれていません。ちょっとニュアンスが変わってたり言い方がちがかったりもあると思うので、なんとなくの大筋を把握していただければと。

 

 

銃座のウルナ 1 (ビームコミックス)

銃座のウルナ 1 (ビームコミックス)

 

 

「過分な賞をいただきました。」

 

「前の漫画(『エイス』)が本当に大変だった。漫画家生命が終わったかと思った。『銃座のウルナ』はビーム編集部と岩井編集長が作ったようなものです。」

「伊図さんは露出が大変少ない方なので、会う方に「伊図さんって男性なんですか?女性なんですか?」と聞かれることがある。男性なんです」→伊「ぼくはまだ自分が男性だとは言ってないですけどね笑 まだわからないですよ?」

 

「『銃座のウルナ』を描くきっかけになったものは何ですか?」→伊「あるところに男がいて、その男は灯台を守っている。なぜかそこにジャンプ台があって、男はそれを狙っている。その情景が浮かんだあと、やれ戦争だ女だと変わっていった。」→松「絵・情景から決まったということですか?」→伊「そうです」

「ジャンプ台――「空を人類が飛ぶ」という意味は物語の最後まで絞っているつもり」

 

「ズードの翼は、美大時代の卒業制作の照明作品からデザインを取った。美術デザインの仕事も昔にしていました」

(靴についてこだわりありますよね?という質問に対し)「靴は一時間語っても語りきれない。売っている既製品は買わないレベル。アメリカ製の40s~50sの靴を買う。」→伊(漫画の絵を指して)「『大脱走』のマックイーンの靴だったりドイツ軍の靴だったりを参考にしました」

→松「漫画家にはそういうの(こだわり)がある。それが漫画に活きるんです」

 

辺境で 伊図透作品集 (ビームコミックス)

辺境で 伊図透作品集 (ビームコミックス)

 

 

 

「歯のイメージについて」→伊「これは言いたくて言いたくて仕方がなかった」

 「人間が”知っている””わかっている”が嫌いなもの」「例えば自分がにきびをつぶすことがある、だが、人がつぶしているのを見ると非常に気持ち悪くて嫌」”知っているもの”への嫌悪は”知らないもの”への嫌悪とは別で、彼女らの嫌悪とはそういうものであるということ」。

「別デザインもあったが(絵を出す)、これらはSFすぎてダメ。敵意にはつながるが……」「すこし馬鹿っぽいデザインを考えたかった。全く信じられないようなものはだめ、ギリギリ信じられるものを考えた」

「(ズードが臭いという設定の)臭いは大事だよね?」「臭いは大事です」「おまえくせーんだよ、みたいな」「そうそう」

→伊「一瞬幻なんだろうか…本物なんだろうか、みたいなのをと考えました」

→伊「「は!?」もありだったけど笑 ダジャレは嫌いなんです」

「1巻48pのウルナの歯はとてもリアルですよね」 伊「そうです、わざとです。”一緒”なんですよ

Q「2巻161pの歯茎の絵は人に見えますね」Q2「いいですよね」

→伊「(SFとかホラーの)映画においてのクリーチャーを見ると、歯から歯が生えてくるクリーチャーがいたり…けっこう歯とクリーチャーの関係には歴史がある」

 

「自身の胸とかの描き方について女性からの目線が気になります」

→松「二重あごが好きですね」 「身体がしっかりしている。骨と肉の描き方が好きです。漫画家は必要なものしか描かない習性があって――そのせいで鼻をしっかりかかないとか、か細いとかあるんだけど」→Q「実在感があります」

「自分の描いた太い女性を見た講談社さんの編集さんが「いいねぇ…」と人伝えで言ってきた。それで「あっいいんだ!?」となりました。それが今につなっているので編集は漫画家を積極的にほめるべきだと思いますね」

→伊「二重あごは、『エイス』から『ウルナ』の間に描いていた野球漫画の太めの女の子を描いていた時に会得したものだと思います。シンプルな二重あごを会得しました」

 

(3巻冒頭「恐竜みたいな背骨」というシーンについて)「何かの漫画でおばあちゃんの背骨を見て言うシーンがあった。それが印象的だったんだと思います」

→伊(あのシーンについて)「僕は男性なので女性を性的な目で見ていますけど笑、そういう意味での性的じゃない女性の目線が必要だった」

→白「女の子の体をそのまま描いている感じがする」

 

「SFって伊図さんにとってどういうもの?」伊「申し訳ないが『銃座のウルナ』はSFではない気がする」

「(『みつばちのキス』前は男ばっかり描いていて…おっさんばかりを。独りよがりなのか?漫画家をあきらめようか?と考えつつ女の子を描いてみたのが『みつばちのキス』。しかし、)あれは超能力が主題ではなく、「コミュニケーション」についての話で、それの極化して設定したのが「超能力」だった。あくまで思春期を描いたつもり」

 

「『銃座のウルナ』でSF要素があるのはイヤリングくらいだと思います」

「憎悪の描き方は『ワイルド・アパッチ』というベトナム戦争の映画に影響を受けた」

→白「敵がどう見えるか、そしてそれへの憎悪だけを…その一点を描いていると思います。プロパガンダ的な言葉がない」

 

 

「web系漫画の編集さんに「目をぱっちりした首の細い女の子を描いてほしい」と言われ、描いたもののそれは「無理だ」となり逃げた笑。それは結局webに公開しました。ネームを描きビーム編集部に持っていったら全くOKだった。むしろ「首が太いのが好きなの?この映画見たら?」とすら言われたくらい笑。ビームはすごいです」

 

「ネーム・プロットはコピー用紙に鉛筆で描きコピーし、その上にシグノで描きます。コピー段階で鉛筆の良さを残しつつ色々と除去します。A4とB4を使っています」

「パースの取り方がうまい」→伊「パースは、集中点はしっかりとりません。しかし”空間性”は本当に大事」(※集中点はしっかり取らない・空間性の話をモデレーターのお二人も賛同していたのが印象的でした)

→伊「山に籠っている人間の運命はちっぽけです。そのちっぽけさを演出しているのはその空間性のおかげだと思っています」

 

「漫画のカットとしては80年代アニメが影響しています。「あしたのジョー」「ガンダム」「未来少年コナン」とか子供のころに見たアニメ」

 

「ウルナとトホマはもっと抑圧的なセックスをすればよかったはず……ウルナの体がレズモア…みたいな。その方が売れたはずだがその勇気がなかった笑」

 

 

 

 もう少し詳しくいろいろありましたが、文章能力がないので掘り下げても仕方ないと思いました(すみません)。ご本人さんのブログを見てても分かるんですけど、めちゃくちゃ面白い方でした。

 

 纏めるキャパシティが超えたので暇を見てちまちま加筆していきたいです。