祈りにかえて

雑感雑記の文章練習・読書日記・調べもの進捗報告書/140文字以上用メモ

ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』・勝目純也『日本海軍の潜水艦』・『現代思想 総特集◎石牟礼道子』

 朝からバッサバッサと新潮社クレストブックスを漁っていました。『屋根裏の仏さま』名作じゃない!?

 

屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス)

屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス)

 

  アメリカにおける日本女性・写真花嫁のおはなしです。基本は「私たちは」で文章が綴られています。この文章を読んで思い出すのが潜水艦です。

いちばん下の子どもたちは、もうわたしたちに彼らはどこへいるのかと訊ねなくなった。いちばん下の子どもたちは、彼らのことをほとんど覚えていない。「まえに見たことはあると思うけど」と子どもたちはわたしたちに言う。あるいは、「あの人たちってみんな髪が黒くなかった?」とか。そしてしばらくすると、わたしたちは自分が彼らのことをいっそう過去形で話すことが多くなっているのに気づく。彼らがわたしたちといっしょに暮らしていたことなんか忘れていることもある。夜更けになると、彼らはよく、私たちの夢のなかへひょっこり現れるのだが。

  固有名を排除した多数の声たち。

***

 『日本海軍の潜水艦』を前々からちまちまと読んでいるのですが、日本海軍の潜水艦の扱いの雑さ(「雑さ」と言ってしまうと雑なんですけど)がすごいですね。敵潜水艦だと思われて味方にボコボコに攻撃されて沈没・戦死100名とか、すぐどっかいってしまったので写真すら残っていないとか、最期がわからないとかなんとか……初代「ちはや」は戦後だけでなく日本史上初めての潜水艦救難艦だったようですが、これは潜水艦救難艦というものが新しい艦種で帝国海軍時代に間に合わなかったのか、あるいはそもそも作る気がなかったのか。でも朝日がいるんだからまったく無対策ではなかったよう…??

 「沈没と認定、除籍」された潜水艦は「くじらと結婚してお嫁に行った」とか「泡になって消えてしまった」とか言われているといいなと思います。

***

 海自の水上おふねが見たいなぁとなっています。今まで気になるけど「気になる」以上を超えませんでしたが……

 阪神基地のサマフェスも気にならないと言えば嘘になりますが、まぁもう日数ないし暑いしもう少し生活安定させたいし…です。阪基までは行ける。もうここまでくれば呉も行けるんでしょうけど。

 

f:id:lotushasu17:20180718194817j:plain

(描きました)

***

 

現代思想 2018年5月増刊号 総特集◎石牟礼道子

現代思想 2018年5月増刊号 総特集◎石牟礼道子

 

  読んでいます。姜信子さんの文章好きだなぁ。冒頭の石牟礼さんの未発表作品も好き。