祈りにかえて

雑感雑記の文章練習・読書日記・調べもの進捗報告書/140文字以上用メモ

阿久津隆『読書の日記』、『ありがとう、うちを見つけてくれて』

  いまの一個の作品について「あれが入ってない」「これが入ってない」と言われてしまうんです。原爆ものは特にそれが顕著で、不思議ですね。たとえば『夕凪の街 桜の国』にしても、「海外が描かれていない」「被害ばかり訴えている」なんて言われていました。これが学園ラブコメだったら、「美少女のライバルがいないからだめだ」とか「壁ドンがないからだめだ」なんて言われないじゃないですか。

(『ありがとう、うちを見つけてくれて 「この世界の片隅に」公式ファンブック』)

 

  まやが進水しましたね。無難なチョイスかなと思いました。進水式が10分ほど遅れてさらにドキドキだったのですが、そこで思ったことが一つあって。

  海上自衛隊の出したプレスリリースでは15:15に進水式が開始されるとなっています。もし100年後、艦船擬人化腐女子がまや進水式の話を描くとして、私が70年前のアジ歴の史料を見ているように腐女子も100年前のプレスリリースの過去記事を見る可能性があります。その時腐女子はこの遅刻をうまく漫画か小説に盛り込めるのだろうか。もし今日明日に産経新聞あたりが記事を書いて、うまく遅れたことを書けばいいんですけど、10分なんて書いても仕方ない。そんなわけで100年後のまや進水式同人誌では進水式は15:15に始まっているかもしれない。そしてこういう趣旨を70年前の誰かが私に(私という「誰か」に)思っていたのかもしれない……と思うと不思議な気分です。何言ってるんだかわかんねぇな!!この感動は100年後の同人誌では1冊になり、遅刻は1行になるのか。そして私の同人誌もなにか「史料に書かれていない事実」と違う微妙な間違いがあるんじゃないのか。

 

  あと始まる前の演奏の一つに「海を越える握手」があったことと、くす玉を人力の力技で割っていたのが印象的でした。土佐ァ!見てるか!!くす玉は物理力でこじ開けるもんだ!!