祈りにかえて

雑感雑記の文章練習・読書日記・調べもの進捗報告書/140文字以上用メモ

”此邦ニ生レタルノ不幸”

 ところで「お嬢さん」ってエロティックサイコスリラーものとしては最高だけど、百合映画としてはそうでもない気がする。というか「お互いどこに惹かれたのか」があまり伝わってこないというか……そういう映画でもないんですけどたぶん。

일만 설움 푸른 궁창 아래

일만 설움 푸른 궁창 아래

  • 조영욱과 THE SOUNDTRACKINGS
  • K-Pop
  • ¥250
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  『シネマの神は細部に宿る』に「エロチシズムはギャップの中にしか生まれない、よってギャップのない同性愛はあまりぐっと来ない」と書かれていて、そういう意味では非常に「ギャップのない同性愛」だった気がします。感覚の問題なので上手く説明できない……

 

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 私の考えでは、一般的に日記や手紙からのぬきがきを公表するのは、ほとんど必ずまちがいだと思う。とりわけ生きている人たちの感情や信用をまもるために省略をしなければならない場合にはこう言えるだろう。こうした省略は日記や手紙を書いた人の本当の性格をほとんどつねにゆがめたり隠したりし、いわば精神的に修正されたよそゆきの写真のようなものを生み出す。つまり、しわやしかめつらやでこぼこなどをなめらかに消してしまうという物質的操作が文章の上でもほどこされてしまうのである。

(『ある作家の日記 新装版』レナード・ウルフによる序文)

私は二十六冊の日記を注意ぶかく読みとおし、その中から彼女自身の文筆活動に関連している個所のほとんどすべてを取り出し、本書を公表する。またそのほかに三種類のぬきがきをした。第一は明らかに作文の練習をする方法として日記を用いていると思われるいくつかの部分。第二は作品と直接関係がなくても、いろいろな情景や人びとが彼女の心にじかにどのような印象を与えたか、について読者に参考になるような個所を意図的に選んだ。というのは、これらが彼女の芸術の素材だからである。第三に、彼女が読んでいたいろいろな本について講評している箇所をいくつかおさめた。

(同)

 詳しくないけど『きけわだt

 『ある作家の日記 新装版』をぺらぺらしていました。

 ヴァージニア・ウルフは精神面の問題などで最終的に自死するんですが、その四日前まで日記が書かれています。遺書はWikipediaにも載っているんですけれど、物書きが「だんだん頭がおかしくなっていくのが分かる、文字も読めない、書くこともできない」って言うのは絶望だよなぁ……と思います。頭がおかしくなるのは怖くないけど頭がおかしくなる感覚は味わいたくない……。