祈りにかえて

文章練習・雑記雑感・読書日記・調べもの進捗報告書/140文字以上用メモ

ショッパーズプラザ横須賀閉館、『バーナード嬢曰く。(1)』、『あれよ星屑』(5)~(7)

 ド嬢一巻面白かったです。ハイライトはグレッグ・イーガンの話。

 

 イーガン読者はぶっちゃけ(量子力学などの話を)よくわからないままイーガン作品を読んでいる、そしてイーガン自身も実はわかっていないという仮説を私を立ててみた。難しい小説を読んでいてわからない部分があったとき、作者の込めた情報が、読者の理解度のせいで読者に伝わっていないことになる。しかしそうではなく、あくまで送り手と受け手の間で情報が均衡して伝わっているとしたのなら、読者がよくわからない時、同じように作者もわかっていないのでは?

 という理論はちょっと面白かったです。私は『アーダ』は四割も理解できてないけど、ナボコフ自身も実はわかってないのか?でも『アーダ』は一応SFではないし(歴史改変ものだけど)、量子力学や宇宙物理学の「わからなさ」より、作中に身内ネタが多すぎて「わからない」に近いので違うのかな。

 

ハードSFを読む上で求められるリテラシーとは

「難しい概念を理解できる知識を持っているか」ではない

「よくわからないままでも 物語の本質を損なわずに作品全体を理解するコトが可能な教養のラインを感覚で見極められるかどうか」……だ

(『バーナード嬢曰く。(1)』)

 村上春樹「東京の地下のブラック・マジック」、中井久夫「働く患者」に勝らずとも劣らない構成の美しさだなと思います。

 

>店舗関係者らによれば、観光客向け地産地消スペースを新設し、温浴施設やシネマコンプレックスなどエンターテイメント系を中心にテナント構成が検討されているという。