祈りにかえて

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読書感想『本の雑誌429号2019年3月号』

本の雑誌429号2019年3月号

 

本の雑誌429号2019年3月号

 

 「出版業界消えたもの列伝」という特集が組まれていました。

「早川書房営業部の人間が『ノーベル賞でもFAXが2台あるから大丈V』と言って、『このご時世にFAXかよ!』とTwitterの読者層に衝撃が走ったのは記憶に新しい」と書かれていました。下記のツイートですね。

 

 

 まあ職場の共用電話が未だにガラケー、とかも見たことあるので、そんなにおかしいことじゃないのかな。最近は印鑑からデジタルの移行の是非も話題になったし……。

 

 普段『本の雑誌』には10枚前後の付箋をつけるんですけど、今回は3枚くらい。

 ①一つは気になった本の紹介に貼りました。『平成くん、さようなら』。

平成くん、さようなら

平成くん、さようなら

 

  安楽死が認められている設定の現代日本。平成元年生まれの平成(ひとなり)くんは、平成時代の象徴として寵児になっていた。合理的な思考を持つ彼は、「平成が終わるので自分は安楽死したい」と言い出し……。

 らしい。

 

 ポスト・モダン的価値相対主義の蔓延によって超越的な価値の希求が生まれ、それがオウム真理教につながる危険性を私は訴えているのだ。しかもその際、単にオウム真理教(的なもの)を批判するだけでは説得力を持たない。それに対向する絶対的なもの(それを私は「小さな神さま」と呼んでいる)を必要とするのだ。

(「坪内祐三の読書日記」より 傍点は省略、強調部分は私)

  えっ「小さな神さま」について詳しく!と思いました。同著者『ストリートワイズ』に言及があるらしいので読みたいと思います。この一文だけじゃ込めた意味に判断が付きかねる。

 ご存知(?)の通り「ぼくの小さな神さま」という小説を練ったり放棄したりしています。私が「小さな神さま」に込めた意味は「個人としての存在意義の対象」「たった一人が信仰する存在」みたいな意味です。坪内さんの場合はどうなんでしょ。

 ちなみに『セカンドハンドの時代』にも「小さな神さま」という言葉が出てくる(「孤独、それは幸福にとても似ている」)。

 

③編集後記で言及されている『ラーメンと愛国』が気になっています。